「命のなかには美の意識がある」

本『LIFE』加島祥造 書・画・文 より。

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大好きな詩人でタオイストの加島祥造さんの書。
大きく頷いてしまう。
ブッダは、’すべて変化するということから苦悩が生まれる’と説いたと聞きました。
そして加島さんは、こう書いた。
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あたたかく愛を感じさせてくれる言葉の数々。
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長野の伊那谷に移り住み、タオの思想を広め深め、内側の静けさと平穏が真の豊かさだと繰り返し教えてくれた名著「求めない」。
今、改めて読むと、心の断捨離のあとに見えてくるものがこれでもかといっぱい書かれてて楽しくなってしまう。想像からではなく加島さん自身が実感した言葉だから、あたたかい体温とともに心に沁みるんだなあ。
そんな加島さんが、昨年の12月末、92歳老衰で亡くなったというニュースが流れてきた。
命への愛とやさしさに満ちた言葉の数々に感謝し、ご冥福をお祈りします。

insight

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先月、那覇からの移動図書館が来たのでたくさん本を借りた。
たまに那覇の本屋さんに行ってもあまりにたくさんありすぎるし売らんかなの商業的すぎる帯ばかりで疲れて結局何も買わずに出てしまっていた。
けど、図書館の人が選んでくれたラインナップにはいいものがいろいろあって、久しぶりに本を楽しませてもらっている。ありがたい。
3.11以降、現実があまりにフィクションを越えているので小説も読む気にならなかったけれど、久しぶりに好きな作家さんができた。

原田マハさん。
彼女の小説には深刻さも重さもなく、さらりとした軽さの中に共感がちりばめられ、深く感動するというわけではないけれど、心が軽くなる。
セカイノオワリのドラゴンナイトの歌詞に象徴される、嫌いなアイツにもそれなりの理由がある的な、もう争いの世界は終わらそうよ、争っている場合じゃないよ、みたいな思いが底流にあるような。
ほんのわずかに登場する脇役も含めすべての登場人物がそれぞれの人生と考え方で生きている。善いとか悪いとか、好きとか嫌いとかの理由で敵をつくらないという安心感があるから素直に共感できる、今の時代の雰囲気だなあ。
美術のキュレーターさんだけあって、温度と湿度と空気の流れを感じさせる風景の描写が心地よい。

もう一冊、面白かったのがドイツ人の禅僧、ネルケ無方さんの禅語の解説本。
すべて自分の体験から語られる禅語の説明は、すんごくわかりやすく腑に落ちて、毎日読む度に発見と気付きがいっぱい。

この二人の作家さんに共通して感じたのは洞察力。
それは、きっと、曇りのない目で物事を見ること、ジャッジ(判断)を極力少なくしてものごとを見、その人の話を聴き、感じること。

ふ〜。今の私にいちばん必要なことだわああ。
ここ1年のパートナーとの関係で、彼に、私の言うことをジャッジしないで聞いてよって言うくせに私のほうが彼の言動をジャッジして見てるっていう繰り返しのスパイラルにはまってしまっているわけで。

そして、いつも楽しみにしている獣医さんのブログに、とても響くことが書かれていた。
エゴや意見や感情をはさまないでその人と向き合うこと。
赤ちゃんみたいな無垢の状態で聴くこと。
これを訓練するために私、彼といるのかなあなんてことも思ったり。

とにかく、やってみましょうね〜。(久米島では「〜しましょうね」は、自分が「〜する」という意味で使います。これに慣れるのに時間かかっけど、今じゃこれが心地よかったりして。)

地球の刻印

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ここ数年一緒に仕事をしてきたD社の編集部のOさんが「イケてますよー」と嬉しそうに話してた新刊。そう!まさにそうなのだ。ここ何年も環境問題の番組を作り続けてきたけれど、いつのまにか世の中に「エコ」という言葉が安易な商売の道具になったり(私はこの言葉が嫌いなので一度も使ったことがない。もちろん番組の中でも)、アースデイのイベントなどもなぜかそういった商品を売り買いすること自体が目的のようになってきてしまってどんどん違和感を覚えるようになっていたし、「地球を守ろう」とか「地球にやさしく」なんて言うのは勘違いの思い上がりで地球は人間が何をしようと時を刻んで変化してゆくだけで、問題なのは人間が自らと他の生物を巻き添えにして自滅に向かっていることであって自分たちがどう生きるかということを謙虚に考えなくてはいけない、そのためには”私たちの肉体を精神はこの地球という惑星の刻印(地球コード)を強く受けている”ということを改めて知るべきだという主旨にまったく同感。それを科学とアートが一緒になって、今がどういう時代で自分たちはこの地球の上のどんな存在なのかを教えてくれています。ページが進むにつれて大きな時間の流れの中でのパースペクティブを感じさせてくれ、そして自身に帰る。そんな旅をさせてくれる本だと思いました。たしかにイケてます(笑)

”すべては変るということだけは永遠に変わらない”・・・タオイスト加島祥造さん『LIFE』より

今日のアマゾン

私はタオイストになりたい。

・・・ところが!あろうことか加島祥造さんを知りませんでした。chieXさん、ありがとうございます!感謝しきれません!加島さんの本に書いてあるすべてのことが腑に落ちその言葉によって命が静まり、限りなく続く道に導かれるようです。老子、もっともっと知りたい。LOVEタオ。

『LIFE』より

あなたという自意識が

命という無意識に 

手をひかれて進むとき

驚きと喜びの門が 

ひらくのだ

おぉ勇気だして

両腕をひろげ

抱きしめてごらん

その時

あなたは知るだろう

命は

愛のことだと

それは誰ひとり

あなたから

奪えないものだと

ゲーテ!

ロマンチック!ロマンチック!ロマンチック!どの詩を読んでもドキドキする。月の明かりに照らされてさざめく海のように新緑の木々を渡る風のように初々しい恋の息吹と生きている喜びがあふれている。ゲーテ。一瞬で恋に落ちました。私の本棚にヘッセが山ほどあるのを見たやまきが「ねぇさんはゲーテは読まないの?」の一言ではっと気がついた。やまき、ありがとう!

"頭と胸の中が激しく動いていることより
結構なことがあろうか!
もはや愛しもせねば、迷いもせぬものは、
埋葬してもらうがよい。"  p.217

愛のギフト

愛のギフト
オノ・ヨーコ 『今あなたに知ってもらいたいこと』

りょうこちゃんもブログに書いてたりして読みたいと思っていたら、はなちゃんが貸してくれた。

電車で読みはじめたら涙がぼろぼろ。女性が信念を持って生きるということがどれだけ困難なことか、私もその片鱗をのぞいてきたから少しだけ伺い知ることはできるとしても、オノ・ヨーコという人は、私などが想像を絶する激しい人生を送ってきたに違いなく、愛する人を目の前で撃たれそして自分にも銃弾が飛んできたのを逃れ、そのとてつもない悲しみと恐怖を克服し、そしてバッシングや苦しみに負けることなく、今、静かにやさしい言葉でこの世界のしくみや「許すこと」のほんとうの意味を教えてくれている。そして私たちに励ましと愛を送ってくれている。なんてすごい人なんだろう。その壮絶な人生から得られたことをこうやって読ませてもらえるありがたさ。

歳を重ねるごとに、自分の中に”コブ”をつくり頑なになっていく人と、しなやかでおおおきな母のようになっていく人の決定的な違いが明確に書かれている。生まれて初めて、70歳になるまで生きてみたいと思った。

Eat, Pray, Love !

来年・再来年で私がやろうとしてるのは、まさに、こんな感じ!!!ある意味、巡礼。まぁ毎日が巡礼なんだけれども。イタリアが気になる~heart

生命のしくみ

初期仏教の長老、スマナサーラさんの、とってもシンプルな本。養老先生との対談『希望のしくみ』も面白かったけど、こっちはほんとうにシンプル。エゴに関してここまでシンプルに腑に落ちる説明は初めて!

”本当の「やさしさ」は、自然のネットワークのなかでなんのことはなく、空気のごとく、水のごとく、「私がない」状態でいることです。エゴのない人は、空気のようにすべての生命と関係を持っていて、とてもありがたいのです。”

・・・う~ん、何人か会ったことある、こういう人。なんか知らないけど目を見ただけで涙出た。

”生命は均等ではないので、幸福で、問題なく、楽しく生きている生命もけっこういるのです。生命のネットワークは無制限に大きいので、成功している人も無制限にいます。うまくいって笑っている生命が、たくさんいるのです。” 

・・・ふむふむ。幸せは気持ちよ~く享受したらいいのよね。んでもって、

”エゴの人は、幸福な生命に嫉妬して、暗い感情でわざわざ自分をいじめるのです。無理に挑戦して、なおさら自己破壊してしまうのです”

・・・いるいる、こういう人。

”幸福な人々をみて、「ああ、よかった」と、他人の喜びを自分の喜びにしてしまえば、その人には無限に喜びがあります”

・・・ほんまにそうやな~。

たったの900円でこの内容。絶対に買って損はしないと思います。人それぞれのステージでひっかかるところがあるんじゃないかな。同時に、とにかくなるべく思い込みや壁をなくして読むようにすることが大事だと思わされる本でもあります。

星の王子さま

星の王子さま
今改めて読むと、哲学的で深く、サン=テグジュペリが常に本質を求めた人だったのだとわかりました。

きつねは、王子さまとの別れ際に言いました。
「おれのひみつってのはこういうことさ。とてもかんたんなことなんだ。こころで見なくちゃものごとはよく見えないってこと。いちばんたいせつなものは目には見えないのさ」

太郎ばんざい!

電車の待ち時間に買った本。イースト・プレス社刊 \1,000+税

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岡本太郎の、ウソのない言葉が並べられている。

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まさに、まさに!

「宇宙的ではなく、宇宙なんだ」

「自分の土地に流れる水、おのれの上に吹きわたる風の気配、それを自分の存在のアカシとして出発しない限り、いかなる文化もありはしない。花がひらくという神秘。死にゆく樹々の鮮やかな紅葉の死に化粧。 ぼく自身の生命に共振する。」

なんて力強く、そのものズバリを表現してくれているのでしょう。インドの偉大な詩人タゴールの詩集『ギタンジャリ』にある私のいちばん好きな詩とまったく同じことを言ってる!

やっぱり太郎が好きだあああぁ!(叫)

開放されます。

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