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insight

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先月、那覇からの移動図書館が来たのでたくさん本を借りた。
たまに那覇の本屋さんに行ってもあまりにたくさんありすぎるし売らんかなの商業的すぎる帯ばかりで疲れて結局何も買わずに出てしまっていた。
けど、図書館の人が選んでくれたラインナップにはいいものがいろいろあって、久しぶりに本を楽しませてもらっている。ありがたい。
3.11以降、現実があまりにフィクションを越えているので小説も読む気にならなかったけれど、久しぶりに好きな作家さんができた。

原田マハさん。
彼女の小説には深刻さも重さもなく、さらりとした軽さの中に共感がちりばめられ、深く感動するというわけではないけれど、心が軽くなる。
セカイノオワリのドラゴンナイトの歌詞に象徴される、嫌いなアイツにもそれなりの理由がある的な、もう争いの世界は終わらそうよ、争っている場合じゃないよ、みたいな思いが底流にあるような。
ほんのわずかに登場する脇役も含めすべての登場人物がそれぞれの人生と考え方で生きている。善いとか悪いとか、好きとか嫌いとかの理由で敵をつくらないという安心感があるから素直に共感できる、今の時代の雰囲気だなあ。
美術のキュレーターさんだけあって、温度と湿度と空気の流れを感じさせる風景の描写が心地よい。

もう一冊、面白かったのがドイツ人の禅僧、ネルケ無方さんの禅語の解説本。
すべて自分の体験から語られる禅語の説明は、すんごくわかりやすく腑に落ちて、毎日読む度に発見と気付きがいっぱい。

この二人の作家さんに共通して感じたのは洞察力。
それは、きっと、曇りのない目で物事を見ること、ジャッジ(判断)を極力少なくしてものごとを見、その人の話を聴き、感じること。

ふ〜。今の私にいちばん必要なことだわああ。
ここ1年のパートナーとの関係で、彼に、私の言うことをジャッジしないで聞いてよって言うくせに私のほうが彼の言動をジャッジして見てるっていう繰り返しのスパイラルにはまってしまっているわけで。

そして、いつも楽しみにしている獣医さんのブログに、とても響くことが書かれていた。
エゴや意見や感情をはさまないでその人と向き合うこと。
赤ちゃんみたいな無垢の状態で聴くこと。
これを訓練するために私、彼といるのかなあなんてことも思ったり。

とにかく、やってみましょうね〜。(久米島では「〜しましょうね」は、自分が「〜する」という意味で使います。これに慣れるのに時間かかっけど、今じゃこれが心地よかったりして。)

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