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久米島でボランティア

9月11日から20日間近く、久米島の『球美の里』へボランティアに行ってきた。ここは DAYS JAPANの編集長、広河さんが中心になって立ち上げられた、福島の原発事故によって被災した子どもたち支援の保養施設。”汚染された土地に今も住んでいる子どもや、事故当時被曝した子どもたちは、一定期間保養することによって、健康の回復を促し、将来の病気の発症を防ぐことが必要”(球美の里の理念より)と考え、きれいな空気と水の沖縄・久米島で安心な食べものを提供しのびのびと遊んでもらいたい、そんな願いが実現された場所。7月から始まったこの保養は9月で第4次。今も試行錯誤や施設の充実など進められている最中。資金を寄付してくれる人たちの思いを背負ったスタッフそして広河さんの「ここは日本で初めての本格的な保養施設。ここが成功すれば、他にもたくさんこういうところができてくるはず。絶対に失敗できない」という言葉で身がひきしまる。

原発事故のあと、汚染されていない場所で被曝した体と心のためのリトリートをやりたいと思っていたこともあり、9月の保養にボランティア参加させていただいた。ヨガを教えたり、エサレンマッサージをしたり、学んできたことがフルで生かせる機会でもあり。・・・と気楽に考えてて着いたらもー大変!朝5時半に起きて夜12時過ぎに寝られるまで、掃除、ゴミ出し、配膳、食器洗い、おもちゃや散らかったものの片付け、洗面所の排水掃除、洗濯、子どもの遊び安全監視、アクティビティーの準備と同行と片付け、台風対策、病院への送迎、資料作り、合間をみつけてのマッサージ。よくまあ動き続けた濃い20日だったわー。しかし、ほんと、行ってよかった。忘れる前に少しでも記録しておかねば。

写真は、EOS5Dを持っていったのに一回も出す機会もなく、、(ってか、広河さんがずっと一緒で私の出る幕なし)携帯でメモがわりにちょこちょこ撮っただけ 。。

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毎日、神々しいほどの朝焼けを見てさわやかな風を感じながらの朝ヨガ。このテラスでのヨガは最高!主にママ向けだったけどちびっこたちも出入りしてママも赤ちゃんの様子を見ながら部屋とテラスを行ったりきたりで集中は無理だったけど呼吸を深めながらのアサナはほんとうに気持ちよかった。ベイビーと一緒の親子ヨガのバリエーションをもっと学ばねば。

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今回の参加者は、ボランティア・スタッフふくめて40人近く。キッチンでは島のお母さんたちが毎食、島の食材でおいしーいご飯を作ってくれた。新鮮な野菜を大量に手に入れるのはとても大変なんだけど、皆の健康を考えておやつまでも手作りの愛情ごはん。

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これは保養のみんなが到着前のちょっと豪華なランチ。島の近くで釣れた魚のお刺身とイカスミジューシー(炊き込みごはん)、空心菜の炒め物。島では空心菜がよく栽培されてる。

ちなみに、ここで調理に使う食材は、すべてではないけれど、毎日できる範囲で放射能測定機で検査してる。残念なことに、沖縄は本土からきている大手食品会社のものも多く、そのうちのいくつかからセシウム検出。そういう食材は使うのを見合わせてる。

久米島で初めて体験するものも。

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月桃(ゲットウ)の葉っぱ。消炎・殺菌作用があるとのこと。煎じてお茶に。ほんのり甘いかおり。おいしい。

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みんなで見学に連れて行ってもらった魚市場。新月の日に灯りを焚いて釣られた大物に珊瑚礁ならではの魚たち。新鮮はイカやグルクンのフライつくってもらって美味しかった。しかし、実のところ、肉を食べなくなった私は、魚ももうあまり食べたくないとも思うようになってきたのも事実。一人暮らしだったらできるんだけどなあ。

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海も砂浜も、ためいきが出るくらい美しい。

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洗濯物を太陽と風のもとで干せる幸せ。こんなあたりまえの幸せを原発事故は奪ってしまった。

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写真は載せられないけど、1歳から14歳まで、元気に遊ぶちびっこたちがほんとにかわいくてかわいくて、たった二週間ちょっとで2〜3キロ体重の増えた子もいる。この子たちがずっと健康でいられるよう願わずにはいられない。

そしてママたちに施術させてもらったエサレンマッサージ。あああほんとにエサレンを学んでよかったと心から思った。ホリスティックなリトリートの要素は今後、この施設のコンセプトにしていきたいとのこと。確かにそれはすごく大事で素敵。

んで、結局、肝心なことが何も書けてない。福島で暮らす葛藤を口にすることで涙がとまらなかったママたち。わずか10歳前後の子が拳を固く握りしめて涙をボロボロ流す。その胸のうちをどれだけ大人は理解できるだろうか。311以来、書く言葉が出てこないのは相変わらずだけど、この経験を次にどう生かせるのか、ここで働かないかというお誘いをいただいた私は迷いながらとりあえず1年だけお世話になろうと決めた。

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あふれそうな涙をこらえながら、福島へ帰る皆を見送るとき、全くお別れという感じがしなかった。この保養は参加した人たちのこの先の人生で大きな意味を持つことになるだろうということは想像に難くない。ここからが本当の始まりなのだから。

****

あ、大事なこと付け足すの忘れてた。久米島病院には、日本でもトップクラスのエコー超音波検査機があって、鳥取から甲状腺の権威でもある先生がボランティアで診断に来てくれたのだけど、その時、機器のテストのためにちょっとここ座って、と言われ私の甲状腺をテストでスキャンしたら、なんと「のう胞あるね」。ガーン。しかし大人にはめずらしくなく全く心配はない、と言われ。私は3月14日には岐阜に移動したので関東を覆ったプルームからは逃れてるけど、そのあと5月に鎌倉に行ったときに食べた野菜にヨウ素いっぱい入ってたのかなあとかマスクしてない時もあったしなあなどと思いを巡らせた。のう胞は311以前からあったものかどうかもわからない。けど、福島からのお母さんたちがとても不安になる気持ちも少しだけどわかって寄り添える気がしてそれはそれで神様が与えてくれたものかもしれないと思ったり。いずれにしても1年後か2年後にはちゃんと検査してもらおうと思うし、のどの腫れにも注意しようと思う。チェルノの事故では20年過ぎたあたりから甲状腺癌になる大人が急増とも聞いた。しかし、もっと気になるのは子どもに見つかるのう胞。今までそんな検査などしていなかったからどれくらいの割合でできるものかもわかっていないし、この先悪性になるか良性で済むのかわからないことだらけ。ただ、見つかった場合、これから注意深く経過をみつつこれ以上の被曝はなんとしても避けなければいけないと思う。

これから検査を受ける方は、必ず専門医で(日本には甲状腺の専門医がとても少ない)性能のいいエコーで診てもらわないと何もないです、と言われるだけ。そしてデータをちゃんと渡してもらえるところで。

これが私のエコー画像なんだけど、テストでちゃちゃっと出してもらったやつなので甲状腺の形がよくわからないけど確かに黒く小さい部分があってそれがのう胞だそうです。

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