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想像をはるかに超えて素晴らしかった屋久島を出て鹿児島空港に着き、久々にネット接続。自分のサイトに携帯からアップした写真を見てみたら、なんとも緑のしょぼいこと。。
それにしても屋久島の森は濃密だった。一面緑の森の中で立ち止まると、そこには無数の命が息づき、フレームで切り取った範囲だけの中でもそこに生きる植物たちがひとつの宇宙を形成していた。倒れた大木は朽ちその表面は潤いを含んだ苔が覆い、その上に木々の種が芽を出しそして光を求めて天を目指し、光を勝ち得たものはさらにその命を永らえて巨木となりそしてやがては複雑に力強く伸びた根で抱きかかえた岩とともに崩れ倒れ落ちそしてまた次の生命の土台となる・・・植物たちの生き様はすさまじくそして静かに入り乱れ、生と死の繰り返しがいたるところに在り重なりまざまざとその歴史を見せてくれる。・・・『ただ生きている』ということの、なんと力強いことか。
倒木だらけの谷は、近視眼的な人間の感覚からすれば荒れた谷とした見えないかもしれないがそこに息づく苔や芽やすっくと伸びた木々の存在を知ればそこには神が宿るとしかいいようのないただ神秘の世界を感じざるをえない。人の手の加わらない放置された自然の美しさ。そこには、リアルな地球の生命の物語が描かれている。本物の美しさはそこにある。
そしてふたたび、山尾三省さん。前にちょこっと書きましたが。禅寺に向かう途中、彼の家の前を車で通り過ぎました。ほんまの静かな山奥にありました。彼の詩をあらためて読んでみると・・・やはり、沁みます。心が洗われます。静かで謙虚でただそこに在ることの素晴らしさに感謝する心。今この世界に彼の宇宙が存在することそして少なからずの人々がその世界に共鳴することができること、それは、希望。
それにしてもやっぱ自分は物心ついた頃に惹かれた東洋思想の世界がルーツであって今になってもいろんなことがつながりまくって・・・山尾さんにしてもスナイダーにしてもヨガやインドやヒッピー世代の先輩方(笑・屋久島にはそんな方々がたくさん住み着いて今も現役だったり!超楽しい!)そんなつながりをたどっていくと将来は絶対にアラスカやオレゴンやボールダーには行く運命であると思ったり、そして今回一緒に旅したモデルさんがヨガにめちゃめちゃはまっていることも偶然ではなく、あれあれまたつながっちゃった!としか言いようがない、やっぱり同じ木の幹から生えている葉っぱたちみたいなつながりは確実にあるんだと、そんな人たちと出会ってお互いにその存在を知ることで確信をもって別れてそしてそれぞれの家に戻ってまた各々の生活を始めることの楽しさ!そうそう、富良野の巨匠は屋久島を訪れたことがあるのかどうか気になりつつ彼の言っている「いちばん大切なもの」が屋久島に溢れていたことも決して偶然ではないという確信。ときどき相関図を描いて絡まったように見える糸を整理したくなる!その中心にあるものは一体何?
後からそのつながりに気づくのではなく、その場でなんとなく感じるのではなくストンとクリアに理解したい。
すべてを削ぎ落とした野生動物的な感覚になりたい!

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